皆さんこんにちは、こんばんは!
本日も気まぐれおやじのブログにご訪問ありがとうございます
おいらは今日も「日々楽しく、自由きままに!」
12月最初の記事は、はてなブログお題です
今週のお題「あったか~い」です
(2018年9月5日 裏摩周展望台より)
今から3年前の北海道ツーリングに出かけた時の話しです
この年のお盆休みが仕事で忙しくて取れず、その時の代休と有休を組み込んで、北海道に10日間のツーリング旅に出かけました
2018年8月31日に舞鶴フェリーターミナルからの渡道です
翌9月1日夜に小樽港に着き、そのままホテルにチェックイン
9月2日から8日の夜の出航まで、北海道を満喫する予定でした
翌日小樽を出発し、オロロンラインを北上、宗谷岬を目指した後オホーツク海側を南下し、道東を目指します
定番の道東観光を存分に楽しみ、釧路に着いたのが9月5日です
翌日には帯広周辺の観光と、再度北上して旭川まで行く予定です
2018年09月06日 03時08分頃
まだホテルで就寝していたおいらは、もの凄い揺れで飛び起きました
この揺れは、過去に一度経験した事があるぐらいの大きな揺れでした
阪神淡路大震災の時です
直ぐに部屋の扉が開く事を確認し、窓から外の様子を確認します
深夜という事もあって、外は静寂した雰囲気です
揺れが収まって10分程が経ったでしょうか、最初の揺れよりは小さいものの余震が発生し、更に10分後には一斉に電気が消えました
もう一度窓から外の様子を確認します
ホテル前の道路の街灯や、その先にある信号機が消えています
停電が起こっているようです
この時点では、震源地がどこで、どのようになっているのかなど全く分かりません
唯一の情報源であるテレビも点きません
徐々にホテル内が騒々しくなり、おいらも慌てて着替え、一階のロビーへ向かいました
当然エレベーターは使えないので、3階から階段で降りる事に
幸いな事に非常灯が点いていたので、薄明るい中でも何とか1階まで行く事が出来ました
ホテル従業員らしき人が、宿泊者にけが人などがいないかを確認しています
地震発生から数時間が経ち、状況が少しづつですが分かってきます
震源地付近は苫小牧の方らしい
道内の高速道路の一部で、通行止めが発生しているらしい
一般国道も通行止めになっている所があるらしい
公共交通機関は、全線で始発から運転を見合わせているらしい
この状況なので朝食の提供が出来ない
もともと朝食は、サービスで付いているようなもんだったので仕方ないです
朝食の「ない」以外は全て「らしい」で、どこまで信頼できる情報か分からない状況です
そんな中、全道でブラックアウトだと言う情報も耳にします
そうなるとこのまま旅を続ける事も出来ません
直ぐにフェリー会社に連絡、運航状況の確認をし、8日の便をキャンセルして本日の便に変更してもらいました
夏休みが終わっている事と、平日という事で変更が可能だったようです
後は6、7日とまだ2泊残していましたが、2件の宿泊先にキャンセルの連絡を入れました
この状況なので、2件とも快く承諾して下さいました
取り敢えず小樽迄たどり着けば帰れる
少しホッとした瞬間でした
出航迄にはかなり時間があるのですが、釧路のホテルを出発し小樽を目指します
ナビを設定すると、下道で7時間かけて小樽を目指す事になりそうです
しかし、この先道路状況がどの様になっているのかが分からないので、時間に余裕を持っていた方が良いでしょう
(交差点では警察官の手信号と至る所で消えいる信号機)
街中を走る時は、信号機が消えている為警察官の指示に従い、警察官のいない交差点などは特に徐行して注意が必要です
とにかく気ばかりが焦って、思うように進めない事に苛立ちが募ります
ふと!のどの渇きに気づき、お腹も空いている事に気づきます
セブンイレブンを見つけるも閉店で、ローソンを見つけても同じように閉店
ならば自販機で飲み物を買おうにも停電で買えず
余計に苛立ちがかさみます
(途中にあったホクレンには長蛇の車列が・・・)
更に追い打ちをかけるように、ガソリンがこのままでは小樽迄持ちません
今思えば前日に入れておけば良かったと、何度後悔した事か
まさかこんな事になるとは思わず、翌日の朝出発時に入れれば良いと思っていたのです
釧路で入れようと思ったのですが、停電で給油が出来ない店が続出し、たまに自家発電なのでしょうか、給油出来るお店には大渋滞になっています
取り敢えずもう少し持ちそうなので、先を急ぎます
結局帯広まで行き、ようやく入れる事が出来ました
少し不安が払しょくされ、後は何か食べたいし、飲みたい
そんな中、セイコマを発見!
どうせ閉店しているのだろうと半ば諦めていたのですが、お客さんが店内に入って行くのが見えました
「おっ!電気点いてる?やっているのか?」
バイクを駐車場に止めて店内を覗きます
停電でレジは動かないのですが、店員さんが端末片手に販売してくれています
しかし、地元の方がパン、電池、飲料、商品棚のカップラーメン等を買いあさって、何も残っていないのですが、まだ少し飲料水が残っていたので買う事が出来ました
そんな時、店の奥から・・・
「おにぎり出来上がりました」
と言う女性の声が
レジにいる男性が
「今からおにぎりの販売をいたします」
???
何でや!停電でご飯など炊けないやろ?
ガスで炊いたんか?
後で知った事ですが、セイコマには多くの店舗にガス釜があり、停電中も炊飯が可能だったという事です
セブンイレブン、ローソンなど大手のコンビニ店は停電でレジが使えず、休業したところが多かったのですが、セイコマは停電の際は車を使って、最低限の電源を確保する事がマニュアル化されているそうです
更に、近くに車が置けない場合やガソリンがない場合を想定し、電気や通信回線が使えなくても使える小型会計端末を全店舗に配布していたそうです
(セイコーマートHOT CHEFの印字されていないおにぎり)
この時に食べたホットシェフのおにぎりが、「あったか~い」生涯忘れる事の出来ない、心と身体がぬくぬくになった最高のおにぎりです
この一つのおにぎりで、どれだけこの先の小樽を目指す事に元気が出たか
今思い出しても涙が出るほど嬉しかった「あったか~い」おにぎりです
今回も最後まで読んで頂き
ありがとうございました
では、また。。。
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