皆さんこんにちは、こんばんは!
本日も気まぐれおやじのブログにご訪問ありがとうございます
おいらは今日も「日々楽しく、自由きままに!」
明日、3月11日を前に…
しかも、民間の多くの人たちから
決して先進国のように豊かではない国
それにはこんな話がありました
ベトナム人で、日本で警察官をしている青年がいました
彼は在日ベトナム人の両親を持ち日本生まれ、苦学して大学院で博士号まで取り、両親の苦労からか、人のために働きたいと、日本に帰化して警察官になりました
震災直後、この青年は福島の被災地に勤務することになりました
勤務地に就いて呆然
自分には何が出来るだろう
青年は普段の仕事の空き時間に避難所へ行き、お手伝いをしていたそうです
避難所には一人の少年がいました
青年は、寒い校舎にTシャツ短パン姿で、配給の最後尾に並ぶ少年に、夕食が渡るか心配になってその子に話しかけました
少年は、青年にポツリと話し始めました
しかし少年の口からは、想像を絶する悲しい出来事が語られたのです
少年は小学4年生
ちょうど体育の授業の時に地震があり、少年たちはそのままの姿で非難
津波警報が出たので校舎の上の階の教室で、迎えが来るのを待っていました
少年は運よくお父さんと連絡が付き、お父さんが迎えに来ることになりました
そして、教室からお父さんの車が見えました
学校に向かっているお父さん
ところが少年の目の前で、津波が車を押し流してしまったのです
それから、少年はお父さんに会っていません
少年の家は海岸に近いところだったので、きっとお母さんや幼い妹弟も助かっていないと思うとも・・・
話を聞きながら、青年は涙が止まらなかったそうです
震災から1週間ほどたった時、ようやく避難所にもお弁当の配給がありました
青年もお弁当を配る手伝いをしていました
ふと見ると、あの少年が列の後ろの方に並んでいます
あんなに後ろだったら、少年までお弁当が当たらないかもしれない
そう思った青年は、自分が持ってきたお弁当を持って、少年のところへ行きました
「これ、あげるから食べなさい」
お弁当を受け取った少年は、何を思ったのか、列の一番前まで歩いて行きました
そして、配給のお弁当の入っている段ボール箱にそのお弁当を入れました
青年は慌てて少年のところへ行き、「それは君が食べたらいいんだよ」と言うと、少年は首を横に振って、「お腹が空いているのは僕だけじゃないから」と言って、並んでいた列の後ろの方へ戻りました
青年は、こんなにつらい思いをしているのに、それでも人のことを思いやる少年の姿に心を打たれました
そして、自分の分の弁当を持ってここへ来ている自分が、何だか情けなく思ったそうです
自分には、本当に何が出来るのだろうか
青年はこの話を、故郷のベトナムの友だちに伝えることにしました
すると話を聞いた友達たちが、SNSでベトナム全土に話を拡散したのです
まず最初に義援金をしたのは学生たち
決して余裕の無いお金の中から、少しずつ集めたそうです
更に、子どものいるお母さんたちも義援金集めに立ち上がりました
そして、7億円という義援金が集まったのです
逆境の中でも、人としての温かさをなくさなかった少年
その少年の姿に心を動かされた青年、そして、ベトナムの人たち
温かい心は温かい心を集めます
優しい気持ちは人を優しくします
そして、自分にも返って来ます
そんな温かさや優しさの連鎖
この話を聞いたのは6年ほど前です
おいらは震災後、「塵も積もれば大和魂」と自分で名付けて、コンビニで何かを買った端数のお金を募金箱に入れていました
でも、1年くらいで忘れてしまいました
たった1年で頓挫してしまった自分が情けないです
震災から12年
復興庁によると、2022年12月現在、避難者数は未だ3万人を超えているそうです
仮設住宅等に入居されている戸数は、今でも700戸を越えています
正直に言うと、おいらの中で風化してしまっているところもあると思います
でも、3月11日が近づいた時だけでも、もう一度あの時のことを思い出そうと思っています
長くなったけど・・・
人の温かさを信じたい自分の温かさを信じたいから…
今回も最後まで読んで頂き
ありがとうございました
では、また。。。
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